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「疲れたぁ~」
俺は久々な勉強にダウン。
「疲れたって……優さ?」
「何?お姉ちゃん」
「授業の時間
お昼寝になってなかった?」
ウッ!!
確かに授業の記憶が……
無いような気が
「勉強しないと
此処は結構大変だよ~?」
「優ずっと寝てたんだよ?
今もう弁当の時間だし」
「え!!」
今更あせる優。
「寝顔可愛かったから、ツイね」
「俺困るの分かってたら
起こしてよ……」
すねる優。
するとそこに
「分からないなら、私がみっちりと教えて差し上げようか?私の家にくればな……
そのまま、アッチのお勉強に……キャァ!!」
こらこら……
ずいぶんと
大きな声の独り言だなぁ
って……
「さざ、じゃなくて玲?」
「何だ?」
「いや、その……何時の間に
俺達のとこに?」
「私は優のいるとこなら
何処にでもいるぞ?」
「……ぃゃ、それは」
「優困ってるじゃん!!」
由季もしかして助け舟を出してくれるのか?
「優はお姉ちゃんが好きなんだよねぇ?」
ウワ……
冷たい視線が……
期待した自分が馬鹿だった。
「何言ってんだよ」
「またまたぁ」
そう言いながら
抱きつこうと由季はしてくる。
「な!?辞め……」
「いいじゃん
家ではよく抱き付いてあげてるしさぁ」
「エッ!?」
クラスの大半にも聞こえちゃったみたいだよ。
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