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その後
家族全員と会うことになった。
「優、あなたの新しい家族
姉妹とお父さんよ…」
新しい家族。
「あ~!!可愛い」
「えっ?」
急に一人の可愛い女の子が抱きついてきた。
「ほら、優が困ってるから離れなさい。」
笑いながら母さんが言う。
「この娘がお姉ちゃんよ」
母さんが教えてくれる。
「お母さん、弟の名前優って言うの?」
女の子が言う。
「自己紹介したら?」
「優って言います。
お願いします。」
頭を下げて挨拶をした。
「可愛い。優ちゃん。私は由季だよ~」
ニコッと笑って言われた。
すると、母さんの後ろに顔をチョコンと覗かせている女の子がいた。
「ほら、優奈」
前に出される。
最初に思ったのは可愛いだった。
その娘は顔を赤らめてたけど
自分も確かその時照れてた。
父さんは、優しかった。
今も優しい。
ダメな事は
しっかり言って教えてくれる。
そして、最後に教えてくれたのは…
「南よ」
「あ~、南が言うつもりだったのにぃ」
「あら、ごめんごめん」
「フン!!…名前は?」
突然言われて驚いた。
「優…」
ちょっと怖かったんだと思う
だからボソッと言った。
その時、南の顔が赤かったのは知らなかった。
一応は今も…
そして俺は家族になった。
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