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自分の首に押し当てた。
「待って!!」
唯が叫んだ。
「逆だよ。」
「アタシが羨ましいって葵を見てた。」
「アタシ、性格変わってないよ?」
「知ってるでしょ?アタシの本当の性格。」
「男になりたかった。で…男に負けたくなかった。」
「なのに、今はその男どものエサぶら下げて、目で毎日犯されてる。」
「屈辱の毎日なんだよ。」
「ね!!ほんとに入れ替われるなら、アタシにちょうだい!!葵の体!!傷つけないで!!」
葵は面食らった。
この棒みたいに貧相な体を抜け出して、憧れの唯の体に入り込もうとしたのに。
唯がアタシのこんな体を欲しいって?
理解できない。
唯は、ズルズルとようやく、起き上がると、放心状態の葵から、カッターを取り上げた。
「じゃあ」
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