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「…やっぱ、封印…できないよ…」
「でも…」
「だって!!知りたくない?」
「ん…まぁ…」
「皆な大人も隠してるけどさ、本当は…」
「駄目だよ!!それ以上言っちゃ!!
あの夜、クラスの皆が同じ夢見た…いつも見てるって、見張ってるって、月は昼も見えないだけであるんだから…」
そう言うと、チラッと澄んだ青空を、恐ろしげに見上げ、すぐに地面に目を落とした。
「知らん振りしてれば、楽しい生活を送れるって言ってたじゃん…それを守らなかった子らが、あんな死に方…」
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