〇〇公園

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〇〇公園

わたしの姉から 聞いた話なのですが 姉の友人 (ここではАと 紹介させていただきます) が実際に体験した話です   季節は春、桜も満開で 正にお花見日和です 友人も誘いАは夜桜を するコトになりました 〇〇公園という県内でも 結構名の知れた お花見スポットに А達は車で行くコトに しました Аは助手席に座り 他の友人達もそれぞれ 運転席、後部席に2人 計4人が車に乗りました   〇〇公園は 山の上の方にあるので 一行は山道を上り、 車の中では みんな楽しく 話しをしていました   しかし車が 道端に見える とある公衆トイレを 通りすぎたときです それまで、みんなと 楽しそうに話していた Аが急にしゃべらなく なったのです 友人たちはАが 車酔いをしたのかと思い 大丈夫? と少し心配して 話しかけました しかしАは答えません 意識はあるのですが ぶつぶつと独り言を 言っているようで ただ一点をじっと 見ています さすがにおかしいと 思った友人たちが 必死に オイ‼А大丈夫か‼‼ しっかりしろ‼‼ となんども声を かけました   すると   Аがいきなり パッと顔をあげました   Аの話しによると あの公衆トイレに 近づいたとき 男の大きな顔が ぬっ と車に近づいてきて フロントガラスの 自分の席の前まで 来たそうです そこからさきは あまり覚えてない らしいですが 友人たちの問いかけに Аはちゃんと答えていた と言うのです しかし友人たちには 全く届いていません   そのときАは その幽霊に 取りつかれて いたのでしょう   もし、友人たちが 声をかけていないと 今ごろАはあの世に つれていかれて いたかもしれません…   みなさんも 友人が急に 黙りだしたら くれぐれもご注意を…
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