ふたつの翼

2/12
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
大きく深い森の中で 樹々の間から空を見つめる一人の少年がいた。 彼の背中には、自分でも動かし方のわからない 白い翼が生えていた。 もしも空を飛べたのなら どんな気持ちなのだろう 気持ちいいのかな? 楽しいのかな? でも僕は飛べなくてもいい 飛ばない 地に足をつけて歩けばいいんだ それでいいんだ…
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!