161人が本棚に入れています
本棚に追加
ガタガタと物音で沙羅は目を覚ました
何っ!?
恐怖で布団の端を握り、肩に引き寄せる
音が止まったと思ったら、今度は人の足跡が沙羅に向かって聞こえてくる
えっ!?
足元に人影を見る
えっ!?えぇっ!?誰?
怖いっ!助けて!!
声を出そうにも出てこない
泥棒っ?殺されちゃうのかな?やられちゃうのかな?
そうこう思考を巡らしていると、沙羅は自分の体にその人が倒れてくる姿を見た
ドサッと重みを感じる
窓から差し込む朝焼けに顔が認識できる
あれ?
寝呆けていた頭が、妄想に飲み込まれていた頭がはっきりとする
「す、ば、る………さ、ん?」
最初のコメントを投稿しよう!