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沙羅の臆病な心も強がりもすばるに抱きしめられる
塞ぎこんでいた言葉が流れないように
これ以上
何を望もう
何を歌おう
心は脳とは別に早々と
別のものを求める
すばるの心に寄せて
明日を求める
現在を歌うように
心地よく沙羅の体は揺さぶられる
鼓動が早過ぎて何も見えなくなる
沙羅の腕が汗ばんだ、熱を憂うすばるの肌に絡みつく
「何となく」なんてそんなものは脆過ぎる
けど、すばるがもう沙羅の奥にアタル
「…す………ば………る…」
沙羅の体の奥に火が堕ちる
赤い火は沙羅の凍てついた心をものすごい速さで溶かす
快楽の熱とともに…
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