郵便受け

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『お゛は゛よ゛お゛~』 『お゛ぎる゛の゛あ゛や゛い゛ね゛~』 と、相変わらず鼓膜を腐らせてしまいそうな、臭いさえ届きそうなしゃがれ声を出してドアノブを壊さんばかりの勢いで、押しては引いてわ繰り返していました。 私は気を正常に保つことが出来なくなり、ただ膝を抱えて『助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて』と小声で呟くのがやっとでした。
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