第1章 ある何でも屋

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ここはある都市の一つウェーストタウン。 そんな都市のある食堂兼バー。 男 「ふぅ~ごちそうさま。」 男は食べ終わったのか席を立つ。 女店主 「あいよ、じゃあお会計。」 会計を済ませるのだろうと女店主は思い、そう言ったが、 男 「……フ、金などない!」 女店主 「はぁ~?んじゃあんた、どーすんだい、て食い逃げー!」 男はさっそうと店から出て走っていく。 女店主 「ギル!おつかいだ、あいつ追いかけな!」 女店主はバーの隅にいる茶髪で赤眼の少年にそう言う。 するとギルと呼ばれた少年はめんどくさそうに女店主のほうを向いた。 ギル 「はぁ?なんで俺が行かねーといけねーんだよ。」 ギルは明らかに行きたくない発言とオーラを出している。 女店主 「ほぉ~今までのツケ、全部今すぐ払ってもらってもいいんだが?」 ギル 「ヒャッハァ~おつかい、おつかい楽しいなぁ~!行ってきまぁーす!」 ギルは冷や汗ダラダラのまま女店主となるべく目を合わせないようにバーを出て、男を追いかけた。 ちなみに女店主は40代である。
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