∞春風∞

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  「お~ッす!」 私が屋上に顔を出すと、いつも彼は笑顔で迎えてくれます。 4時間目が終わるとすぐ、お弁当を持って屋上に向かうのです。 「じゃ、今日も優音のために歌いますか!」 彼はいつもそう言って私のために演奏し、歌ってくれるのです。 ねぇ やす…? いつからだったかな? 私はあなたのギターと歌に恋していたんだよ。 そしてあなた自身にも… 「あたしもギター始めよっかなぁ…」 そんなことを思い出したのも同じ頃でした。 「マジ? じゃあ俺が教えたるやん!」 彼は笑顔でそう言ってくれました。  
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