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「どうして僕は雲雀君なの?!」
「はぁ?」
[Please Coal Me]
いきなり雲雀君が変な事を言うから僕は思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
だって。
「開口1番に何を言い出すんですか貴方は………」
僕は普通に雲雀君のお部屋(と化した応接室)で世間話を(一方的に)していた。それで、ここからだと言うところに差し掛かったとき、今まで一言も話さなかった雲雀君がいきなり話を遮ったからそんなに言いたい事があったのかと思い口を閉じたら、これである。
「何で雲雀君が雲雀君なのかと問われましても雲雀君なんだからしょうがないじゃないですか。」
そんな質問僕に聞かないで欲しい。そんなこといったら僕だってなんでイタリア人なのに"骸"なのかと問いたい。
「しょうがなくない。僕は気に食わないんだよ。だから変えて。」
む、と眉間にシワを寄せて言う雲雀君に僕は頭が痛くなった。
「変えて………ってそんなこと親にでも頼んで下さい。」
「親なんて関係ないよ。君に変えてほしいの。」
「僕にそんな権力有りません。」
「…………?何で権力がいるわけ?」
「だって雲雀って名前が嫌なんでしょう?」
名前を変えるにはいちいち面倒な手続きをふまなきゃ行けないんですよ、と僕が教えてあげると雲雀君はポカーンとしたあとに哀れむような目でこちらを見るとやれやれ、と頭を抱えながらため息をついた。
なんなんですか、一体。失礼な人です。今更ですけど
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