僕の苦悩と君の不満A

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「どうしていきなりそんなこと言いはじめたんですか。」 「だって………」 ピタリ、と熱弁をやめ、子供らしく頬を膨らませながら 「君、草食動物のことなんて呼んでたっけ?」 「綱吉君、ですかねぇ………」 「野球部のヤツは?」 「山本武、です」 「………まぁそれは良いよ。じゃあ草食動物の腰ぎんちゃく。」 「腰ぎんちゃく………?あぁ、隼人ですか?」 「ソレ!!」 ビシッと僕に人差し指を突き付けて雲雀君は身を乗り出した。 僕は驚いて思わず身を縮こまらせてしまう。
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