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君に会えないからかな
揺れてる。
枯葉舞う季節に
古本屋で買った文庫本と
青い缶のホットコーヒーを持って
少し厚めな服と
少し多目な足音と
共に公園へ。
寒さを笑いとばしながら
鼻歌口ずさみながら
本をめくる。
たまに犬に吠えられたり
子供が寄ってきたり
ボール投げ返したり。
気持ちが洗われる。
大勢の中にいても感じる孤独感には
今はとても耐えられそうにない。
付かず離れず。
心地がいい。
かじかむ指を温めるのも限界で
ベンチを立ち上がる。
楽になった。
色々考えていたのが嘘みたい。
気ままにいくよ。
また挫けそうになったらよろしくね。
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