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フレイアみたいな人はあんましいないから、今のうちに見ておかないと次がいつになるか分からないんだよ。
俺は見ることに一人で言い訳していたら、凍て付くような冷たい視線を感じた。
しかも微妙に殺気っぽいのも混ざってるせいで、背筋に冷や汗が流れる。
俺は恐る恐る視線を感じた方向を見てみた。
そこにはまるで何も無かったように振る舞い、優雅に紅茶を飲んでいる玲奈がいた。
うーん……やっぱり玲奈ってああいう振る舞い方が似合うんだな。
って話がずれちゃいけないよな。
さっき俺が視線を感じた方向には、玲奈しかいなかった。
つまりどう考えても、さっきの視線は玲奈からの視線ってことになるよな。
「……なによ?気持ち悪いからジロジロ見ないでよね」
……なんだ今の悪寒は?
今玲奈のあまりの言葉の冷たさで、悪寒が走ったぞ。
でも今のでさっきの視線が玲奈からだって分かった。
だってあんなに冷たい視線を送れるのは、今は玲奈だけみたいだからな。
でも玲奈の気に障るようなことはしたかな……?
全然心当たりが無いから、考えても分からない。
いや、もしかしてさっきまでフレイアを見てたからか?
でもその程度であんなに冷たい視線を送れったりはしないよな……。
もしそんな理由だったら、毎日のようにあの視線を感じることになるしな。
でもそうじゃないとしたら、一体どんな理由なんだ……?
俺が一人で悶々と悩んでいたら、突然一人の男が動いた。
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