第七章 ~お茶会~

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「こらぁぁぁ!だぁれが年増ですってぇぇぇ!?」 「ちょっ……フレイアさん!俺そんなこと言ってないって!」 「うるさい!どうせあたしは君達よりも年上よ!それが悪いって言うの!?」 「そんなことは言ってないから!とりあえず落ち着いて!」 煙の向こうからは女の人の声と男の人の声、それと爆音が聞こえてくる。 「こいつぁいつもよりもヒデェみたいだな……ってうぉっ!?」 先輩はあっち側の心配をして時々向こうを見ていたら、突然驚いたような声を出した。 「い、いきなり大声を出すな……怖いだろ」 俺達はさっきまでいなかった人物を見つけて目を丸くした。 「わ、ワリィ……ってそうじゃねぇよ!おいツヴァイ、いきなり目の前に出て来るな!ビビっちまったじゃねぇか!」 「す、すまん……だが俺も怖かったぞ」 ツヴァイと呼ばれた突然現れた男は本当にちょっと怖がりながらそう言って、俺達を見た。 うん……直感だけど、ツヴァイって間違いなく俺達よりは年上だな。 なんか大柄で雰囲気は何処か大人っぽい。 「フィラルド……この子達はもしかして……」 「あぁ、こいつらが今回の客だよ」 「そうか……知らない子達だと思って怖かったぞ」 「テメェは一々怖がり過ぎだ」 先輩はしっかりとツヴァイにツッコミを入れつつ、気にしたように向こうの様子を見ている。 「今フロストとクロアとルーネスが止めている……だけど今日のフレイアはいつもよりも怖い」 「そりゃあフレイアは怖いだろうな」 二人がそんな話をしていたら、向こう側から爆音が聞こえなくなった。
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