++あなたは?++

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ベランダに出てみるとますます青空が透き通る感じがとっても心地良い。 いつの間にかジーナまでちゃっかりひなたぼっこ アンニュイな顔したジーナは珍しい… 「今日はご機嫌斜めだねぇ。」 つんつんと脇腹を触ろうと伸ばした手をジーナはバシッとはたき落した。 ジーナの尻尾は「あたしに馴れ馴れしく触らないでよ!」とでも言わんばかりに床を叩く。 「いつもなら、その辺のハーブを食いあさる食いしん坊さんが珍しい。」と小さく呟くとジロリと睨まれた。 これはしばらくそっとしておこうと決めた。
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