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底なしなわがままな女子 少年 を踏みつけて ガラス玉の眼 で 微かに笑う。 「キレイな色のお洋服を選んできてね」 利己一遍な頭はそればかりである。 惚れた弱みに 際限なく どこまでものみこまれる 哀れな少年。 晒した手足は ただ 無料 ただ 無料。 空の眼は巨大すぎて、誰も見つけられない。 もはや 形などないのだから。
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