駅前

13/19
前へ
/55ページ
次へ
「ヒュ・・・ド・・」 「ヒュ・・・・ン」 「・・ュッ・・・ン」 昇は座ったままただ一点を見つめ、言葉を繰り返していた。 「昇!?どうしたの?何言ってるの?ねぇ!」 莉奈が昇の肩を掴んで揺すってもその目には何も映らない。 顔を少し上げ、そして下げる。 「ヒュッド~ン」 「ヒュッド~ン」 「ヒュッド~ン」 と同じ言葉とその行動を繰り返すだけ。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加