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すると、雨竜は俺の手を放して、お父さんに駆け寄った。
「お父さんおかえりー」
雨竜のお父さんは、よく仕事で外国に行ってしまうので、あまり会えないらしい。
「この子ねぇ!僕の最初の気に入った子だよ」
雨竜は俺を紹介した。
「あっ杉原太陽です。よろしく」
俺は、雨竜のお父さんに向かって、お辞儀をした。
「君が太陽くんか。話は雨竜から聞いてるよ。いや~見た目もいいし、可愛いし、最高だよ」
と、お父さんは沢山褒めてくれた。意外に優しくて明るいお父さんだ。これなら、仲良くなれそう。
「私は、桐生だ。よろしく」
遅れてしまったが、お父さんの名前は、桐生と言うそうだ。
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