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就職氷河期のまっただ中、ろくでもない大学を卒業した俺にまともな就職口が望めるはずもなく、仕方なく田舎のスーパーに就職した。
どうせ出世したところで売り上げ不振の責任を負わされるだけなのは既に入社式前に分かり切っていたことなので、とりあえずクビにならない程度に仕事をこなすことだけ考えようと思い、そのとおりに4年間働き続けて現在に至る。
血迷った社長が大手スーパーの深夜営業に対抗する為という名目で営業時間を午後9時まで延長した為に、俺の貴重なオフの時間が潰される羽目になった。
とは言え、別にそんな夜遅くにすることなど大したことじゃないわけだが。
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