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一通だけメールを打った。 『橋の下で待ってる』 来るか来ないかなんて解らない。 メールを見ないかもしれない。 でも、それでも良いと思った。 昔から思い出のあるこの場所で終わりにしたかった。 来なくても、ここで終われるなら良いと思ったから。 そう思い込ませたかっただけかもしれない。 でも、やっぱり期待している僕もいて。 また戻れるって思っている僕がいる。 「ごめん、待った?」 そして、君は来た。
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