第2章

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悪魔としての 完全な覚醒 「……遅くねぇ?」 もう、1週間経ってますけど…… 「…ま、いいか……」 俺は、そのまま寝直した。 シーツは、血でびしょびしょだし、しかも血生臭いし 背中の羽も、ケツの尻尾も、どうしょうも無く邪魔だった。 しかし 俺は、構わず寝直した。 「あらっ! やっと完全に覚醒したのね。 おめでとう」 「………」 そんな事を言われても 嬉しく無い。 「…つか、これじゃ服 着られないんだけど……?」 その証拠に 俺は今、腰にバスタオルを巻いただけの姿で ダイニングテーブルの前に 突っ立っている。 「お赤飯炊かなくっちゃ~♪」 「…何か違う つか、人の話聞こうよ……」 「服でしょぅ? 聞いてるわょ、大丈夫。 2・3日もすれば、ちゃんと消せるように成るから」 「その間は? 2・3日も、俺に裸で居ろって言うのか?」 「やぁ~だぁ! パンツくらい履けるでしょぅ? 今、履いてないの??」 「履いてるよっ!!」 「だったら良いじゃなぃ。 別に、風邪なんてひかないわょ? 千秋は悪魔なんだから」 「………」 そう言う問題でも無いのだが… この女には 言っても、多分 無駄なのだろう…… 2日後 俺は無事に、悪魔グッズ収納に成功した。 勿論、その間は パンツと、バスタオルだけで生活した。 そして、その時から 俺の両目は ずっと翠だ。
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