第2章

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自分が 出血している事に気付いた まさに その時 ―‐…バキンッ! 「っ!?」 何か 硬い物が…… 「痛ってぇーっっっ!!?」 俺は絶叫した。 何か、とんでもない物が 俺の肌を突き破り 血飛沫を派手に飛ばしながら 出て来た。 ―‐…な、何だ…? いったい何が………‐― 「……角?」 角だった。 少し曲がっていて、先の鋭く尖った まるで、闘牛のような 角だった。 背中には、ペタペタとした コウモリのそれよりは骨張った羽。 尻には、ゲーム機等に使うコードより 若干太目の 先が、矢尻のように尖った尻尾。 「……えぇー………」
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