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悪魔としての
完全な覚醒
「……遅くねぇ?」
もう、1週間経ってますけど……
「…ま、いいか……」
俺は、そのまま寝直した。
シーツは、血でびしょびしょだし、しかも血生臭いし
背中の羽も、ケツの尻尾も、どうしょうも無く邪魔だった。
しかし
俺は、構わず寝直した。
「あらっ!
やっと完全に覚醒したのね。
おめでとう」
「………」
そんな事を言われても
嬉しく無い。
「…つか、これじゃ服
着られないんだけど……?」
その証拠に
俺は今、腰にバスタオルを巻いただけの姿で
ダイニングテーブルの前に
突っ立っている。
「お赤飯炊かなくっちゃ~♪」
「…何か違う
つか、人の話聞こうよ……」
「服でしょぅ?
聞いてるわょ、大丈夫。
2・3日もすれば、ちゃんと消せるように成るから」
「その間は?
2・3日も、俺に裸で居ろって言うのか?」
「やぁ~だぁ!
パンツくらい履けるでしょぅ?
今、履いてないの??」
「履いてるよっ!!」
「だったら良いじゃなぃ。
別に、風邪なんてひかないわょ?
千秋は悪魔なんだから」
「………」
そう言う問題でも無いのだが…
この女には
言っても、多分
無駄なのだろう……
2日後
俺は無事に、悪魔グッズ収納に成功した。
勿論、その間は
パンツと、バスタオルだけで生活した。
そして、その時から
俺の両目は
ずっと翠だ。
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