第3章

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浩一と敬は、幼馴染みだ。 物心が付く前から、今日まで ずっと一緒に居る。 言ってしまえば 相手や自分の親よりも、互いの事を知って理解している 唯一無二の親友だ。 そう言う対象として、互いを見始めたのは いつの頃だったか…… 中学に入って、少し経った頃から 相手に対して 上手く接する事が、出来なくなった。 互いに、何だかギクシャクして 上手く会話が進まない。 嫌いなわけじゃあ無いのに… 相手に、そう思わせる態度を 取ってしまっている気がする。 焦れば焦る程 事態は悪くなる一方で…… それでも、互いに 離れる事は出来なくて そんな微妙な状態のまま ここまで来てしまった。
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