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浩一と敬は、幼馴染みだ。
物心が付く前から、今日まで
ずっと一緒に居る。
言ってしまえば
相手や自分の親よりも、互いの事を知って理解している
唯一無二の親友だ。
そう言う対象として、互いを見始めたのは
いつの頃だったか……
中学に入って、少し経った頃から
相手に対して
上手く接する事が、出来なくなった。
互いに、何だかギクシャクして
上手く会話が進まない。
嫌いなわけじゃあ無いのに…
相手に、そう思わせる態度を
取ってしまっている気がする。
焦れば焦る程
事態は悪くなる一方で……
それでも、互いに
離れる事は出来なくて
そんな微妙な状態のまま
ここまで来てしまった。
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