第3章

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無事 お友達2人ゲット。 したは良いんだけど…… 「…何で2人して待ってんの」 「一緒に帰ろうと思って」 「先行ってって、言わなかった?俺……」 「いーじゃん、待っててやったんだからさ」 たまに、凄いウザい… 2人きりになるのが、気まずいのは判る。 判るが…… こう、しょっちゅう頼られるのも はっきり言って、疲れる。 「たまには2人で帰ったら?」 「「えぇっ!?」」 また、見事にハモった。 敬も、浩一も 相手と自分が男である事に拘って 自分で 自分の心を殺している。 何て、馬鹿馬鹿しい。 俺に言わせると、拘るべき所は そんなことじゃない。 本当に大切なのは…… 相手をどれだけ想っているか 自分にとって 相手がどれだけ大切か この、2つだけだ。 年齢や性別は、大して重要ではない。 相手や、自分の気持ちに嘘を吐く方が 不誠実で、自分勝手な事だ。 迷う事は大事だ。 でも 見誤るのは、ただの馬鹿だ。 人の時間は、永遠では無いのだ。 限られた時間で 今、自分に出来る 精一杯の事をするべきだ。 誰もが、俺のように 甦られるわけでは 無いのだから……
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