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「せんせー!!!!!」 「何!?どうしたの…って、もう!またあんたたち…!おい逃げるなこら!」 「はい撤収!」 「よしきたっ」 「ほいさ」 女子たちの黄色い悲鳴や恰幅の良い女性体育教師の怒号を背中に浴びつつ、俺たちは三人散り散りに逃げた。 あれさ 女子たちの「黄色い悲鳴」って言ったけど ちょーっとだけその悲鳴の中に「歓喜」が見え隠れすんのは俺の気のせい? 見られて騒ぐ女子ってどっかで騒ぐ自分を楽しんでる気がすんだけどさ… ま 俺にとっちゃどうでもいいことだが。 早い話、イイもの拝めりゃなんでもいいわけですから。 更衣室から左に折れて逃げた俺は、一旦部室棟を抜けて追っ手(多分いないけど)の目をくらませたあと、いつもの場所に向かった。
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