人魚姫

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信じていたかったんだ 貴方が特別な人だと。 傍に居るための代償は とても大きな物だったけど 後悔なんてしないと思った。 けれど大きな勘違い。 貴方が好きだったのは 綺麗な綺麗なお姫様。 唄を声を取り上げられた私に 勝ち目なんて初めから無かった ―なんて浅はかな夢!! 私はこれからも ただ傍で笑い続けるの。 苦しさも嫉妬も掻き消して 人間でも人魚でもない どっちつかずの 曖昧な存在として… (泣きたいのに泣けないの 心は貴方にあげたのだから)
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