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「雄太ー??……あら??」
母さんがドアを開けて部屋の中を見る。
つか、勝手に入ってくんな!!
「変ね…あの子出かけたのかしら…。ネコの声がしたんだけど…。」
母さんがベットに近付いて来る…
まずい…まずいぞ…!!来ないでくれ……っ!!
バッッ!!
母さんが布団をめくった。
しかし、そこには何もない。
「あの子…連絡もしないでドコ出掛けたのかしら…」
母さんがブツブツ言いながら階段を降りていく。
「あぶなかったぁ…」
そう言って俺はベットの下から顔を出した。
取り敢えず落ち着きを取り戻し、部屋にある小さな鏡で自分を見た。
猫だ…。やっぱり俺がいるべき場所には猫がいる。
白地に黒と灰色が混じった……アメショ??アメリカンショートヘアーか??これ。
中々可愛いじゃねぇか……って、いや!!そんな事言ってる場合じゃねぇ!!
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