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「誰だ!?」
白夜は市達を後ろに隠す
「………ふふっ………」
笑い声が響く
「出てこい!!!」
ザッ
「初めまして白夜」
「!?」
女がでてきた
しかも声が聞こえてきた方向と逆方向
白夜は驚き女の方を向き、また市達を後ろにやる
「何で声がした方向と逆から出てきた?っていう顔をしてるわね…私は音を操るのよ」
「……音?」
「………ふふっ……そうよ」
「誰だと聞いている!」
白夜は指輪を解放する
「待って待って……私はたたかいに来たんじゃないの。あなたの力を見に来たのよ」
「………ならあの……魔獣はお前が……」
「あたり。さすが白夜……ボスが言った通り頭がいいわ」
「!?…………ボス?」
「ふふっ………あなたはこねタトゥーの意味を知ってるんじゃないかしら?」
風が流れる
女の一つに束ねた髪がなびく
「この組織のタトゥーを」
女の鎖骨の下に黒い翼のタトゥー
「!………お前まさか………」
白夜が下唇をかみしめる
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