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白夜の家も家じゃなかった
つぶれていた
「父さん!!母さん!」
その家の前で倒れている二人をみつけた
「…………白夜……」
「父さん!…………傷が……!」
父も母も血がたくさんついていた
誰がみてももうダメだということがわかった
「…………っ」
白夜は泣き出した
「白夜!」
一慶が白夜を追ってきた
「…………秀作……晴恵さん……」
そして自分の息子、自分の義理の娘の名前を呼んだ
泣きじゃくる白夜に肩を置き、白夜の父 秀作(シュウサク)に話しかけた
「………唯夏は?」
「…………悪い……さら…われた」
「………誰に?」
「タトゥーがあった……あのタトゥーは……a Wingだ……」
「!………近頃出来た組織だろ……急速に力をつけている組織……世界に一つだけの魔法を使う者で組織される組織……」
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