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土山村は入るとすぐに商店街がある
この男は商店街へと入って行った
すると
「お兄さ～ん」
いきなり声をかけられ、肩に手をおかれた
後ろを振り向くと見るからにわかる不良が２人いた
しかし、男は無視して歩きだした
すると頭にきたのか不良の１人が男の前に回り込んだ
「無視すんなや！あのさ～金貸してくんね？」
ニヤニヤと笑う不良達
男はﾌｯと笑った
その時
「やめとけっ！不良どもっ！！」
上から声が聞こえた
屋根の上に人がいる
太陽がまぶしくて顔が見えない
「・・・お前達その男に殺されるぞ」
ｼｭｯ
屋根の上から人が下りてきた
その人を見て不良どもは驚いた
「陸っ！？」
「ったく……金を人からとる前に畑仕事してる親を手伝えっ！」
陸と呼ばれる男が不良どもに怒鳴った
すると不良どもは一目散に逃げて行った
「……礼はいいぜ」
陸と呼ばれる男が話し掛けてきた
その願望通りその男は無視して歩き続けた
「ちょいまっち！礼言わないの！？」
「………お前が言わなくていいって言ったんだろ？」
「ふっ普通言うだろ！？言ってくれよ～！」
………うざい
男はそう思った
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