Case1 出会い

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某日。 夏も終わり、残暑が厳しい秋口だったと思う。 いきなりかかってきた電話に出た俺は、もうそのことを後悔している。   『シュン…お前明日暇だろ?』   は? って思ったさ。 先輩はいつも唐突に俺を呼び出すから。   暇なのわかって電話してくるくせに…   気付かれないように、そっとため息をつく。   「…仕事終わったら予定は特にないですよ?」
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