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「チクショー…痛ってぇなぁ!あのプリン女め!次に会ったら岩山両斬破(殺人技)を喰らわせてやる!」
パンタロンわスクーターで生活用品を買いに行きながらブツブツ言っていた。
その時、道端から突如として黒い影がスクーターの前に飛び込んできた。
「うぉぉぉお!!」
慌てたパンタロンわ急ハンドルを切って転倒。ドンガラガッシャンと派手な音を出しながら慣性に従って飛んでいき、漫画や映画でありがちなようにゴミ捨て場のビニール袋の山の中から顔を出した。
ベタですよね。
そば屋の出前のチャリが何らかの事情でコケたら必ず頭の上にソバ乗るのと同じくらいベタな展開デス。
パンタロンわ何事かと、さっきの黒い影の正体を確かめるべくスクーターの近くに落ちているそれに歩みよった。
「………こいつァ…!ローション!!さっきのプリンが探してた犬のローションぢゃねぇか!…ん?ローションだっけか?」
見るとローション(ラーション)わ死んでいた。
「しかし何か死体の様子がおかしく、何等かの薬品を投与されたかのように小刻みに震えていた。」
と、その後の取り調べでパンタロンが自供したが全く聞く耳を持たれず、プリンに刑事告訴されていた。
が、証拠不十分として無罪を勝ち取ったのだった。
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