プリンとローション

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冤罪(?)から免れたパンタロンわ探偵事務所で難しい顔で資料を見ながら考えていた。 最近、客から依頼のあった件についての資料だった。   その客わ不倫関係にある女とラブホテルの駐車場から出る時に犬をハネてしまい、飼い主の女から損害賠償を請求されているらしい。   「…完全に当たり屋の手口だぜ…。不倫相手と一緒にいる写真まで撮られてるぢゃねぇか。」 そして、その飼い主の女の資料と写真を見てパンタロンわ愕然とした。   【我孫子】という名のその女わキャ美とわ全くの別人だが、頭頂部分の髪だけ黒い… そう。 プリンである。 そして更に、ハネてしまった犬の名が【ラーション】。 間違いない。 この事件からただならぬ悪意と、キャ美との関係を感じたパンタロンわ使命感にも似た感情を覚えた。 とりあえずウンコしたくなったのでトイレに駆け込むパンタロン が、しかし そのトイレの中にわトイレットペーパーが無いことなど知るよしもなかった。 果たしてパンタロンわ無事にトイレから生還できるのか!? また、我孫子とキャ美の共通点とわ!? そしてテーブルにカレーをこぼしてティッシュで拭き取り、そのティッシュを見た時に不穏な空気になるのわ何故なのか!!?          つづく
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