とある吹奏楽部のお話

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みんながぞろぞろ学校から家へ帰っていく 俺は友達と話しながら帰っている 「それでさ…」 「ははは!!」 「最高じゃん」 「どんだけ~」 「あの娘さ…」 「えぇ!?」 友人達との他愛の無い話も一段落し、みんな各々自宅へ帰り始めた そんな中、その場に残った人がいた それは崇裕だった いや…正確に言えば残ったのは1人ではなく さっきまで他愛の無い話をしていた友達の全員が離れて崇裕を見ていた 崇裕は待っていた 同じ吹奏楽部の三年女子でクラリネットパートの勅使河原 紗弥加(てしがわら さやか)を待っていた 何故かって? そりゃ勿論… 告白するため
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