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―青リンググループ―
「ん?何か聞こえてくるような……」
オールが草を掻き分けている手を止めて言った。
「本当だ。何かが爆発してるみたい……」
スティルも聞こえたようだ。
「多分、キャノンさんじゃないかしら?」
未来も言う。
「そういえば、静かだな。生き物とかいないのか?物音一つ聞こえないぞ」
帝司が周りを見渡しながら言う。
「生き物……?そうか!よし。ちょっと聞いてくれないか?」
オールがみんなを集める。
何かひらめいたようだ。
みんなは期待を寄せて話を聞いた。
―赤リンググループ―
「とりあえず、相手グループを見つけないと……」
ムーヴがさっと見回しながら言う。
「シャロンは相手が何を考えているかをおれたちに伝えてくれ。ヒートさんはそのへんの木でも引っこ抜いて武器にしてください。キャノンはそのまま攻めよう。おれは木でも拾って剣道の腕で倒していく。こんな感じでどうだろう?」
「そんでいいんじゃないの?ほら、みんな頷いているし」
キャノンを初め、みんな同意する。
「んじゃ準備を始めよう。躊躇してはいけない。相手が宇宙人と思って戦おう。正直おれも嫌なん合した。
「よし。じゃあ相手を探そう」
赤リンググループの五人は再び歩き始めた。
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