第三章・―訳分からん四天王―

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「うむ。しかし。敵がいなくなった以上、俺達の出番も無いだろう」 「そうですよねー。ストレッド様の言う事は絶対だわ」  ストレッドが頷くと、合わせるようにしてストグリーンが口を挟む。  一瞬ストブルーが睨んだが、それを遮るようにして、ストイエローが慌てて言った。 「ですが、このままここにいても仕方無いですよ」  ストイエローのその意見には、全員賛成で。  一様に頷くとそのまま会議の輪を広げて、先刻まで怪人や敵が立っていた場所へと向き直る。  そうして深呼吸すると、まずストレッドが前に出た。
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