第四章・―お約束―

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 ネオ・怪人マブイ(仮)の側で爆発が起こったが。ネオ・怪人マブイ(仮)は華麗にそれを避けると、ストブルーを指差しながら続けた。 「何処がどう変わっただと? ふっふっふ、良いだろう。特別に教えてやろう。私はな、マスタースカル(仮)様のお力により小大化した! ネオ・怪人マブイ(仮)なのだぁぁぁぁ」  まぁ前半辺り言っている事は特撮映画のそれだったが、後半の一部台詞が頂けないストブルーだったので。束の間躊躇する姿勢を見せた後、思いきったように前に出てから言った。 「あの、小大化とは一体?」 「ふっふっふ、小大化とはそれすなわち、“巨大化出来るような予算が無いから、取り敢えず今出来る精一杯をやろう”とのコンセプトで開発された。我々ワイルダー・スカルツォ団(仮)にとって輝かしいテクノロジーの一つだ。因みに小大化の基準は当社比として1.2倍の大きさだ!!」  自慢げに復活した事に対しての説明を施してくれる、かなり親切な敵なのだが。
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