第四章・―お約束―

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 そうしてから、今度は明の方が言った。 「ま、助かったのは事実だしな」  散らかってしまったこの辺りの処理は、全て制服警官に押し付けるつもりなのか。それとも課が違うから、端から片付ける気はないのか、明達はそのままストレンジャーに変身を解くよう促す。  その日の晩、赤崎達が明達から夕食を御馳走になっている最中。  ニュース速報としてストレンジャーの事や怪人達の事が流れ、何とか正体はバレなかったものの。  彼らはストレンジャーとして、一夜にして超有名な存在になってしまった。  とにもかくにも、こうしてストレンジャーとワイルダー・スカルツォ団(仮)との。壮絶にしてお笑いな闘いは幕を開けた――。  ストレンジャーが変態にその旨を報告するのを忘れ、その事を根に持って変態が拗ねまくったのは、また別の話。
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