第三章・―ヒーローをもみくちゃにしては、いけません―

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 対する怪人枕返し(仮)は、しばらくストブラックを同情の目で見詰めていたが。  やがてヨッシャー(仮)部隊の方を向くと、何やら会議を始めてしまう。  そうして数秒後、振り返った怪人枕返し(仮)が、実に申し訳無さそうに言った。 「なぁ、ストブラック? お前今、私の名前を……」 「そんな事は無い!」  怪人枕返し(仮)が言い切る前に、別の決めポーズを取りながら、即座に否定するストブラック。  相手の言いたい事が、自分でも良く分かっているのか。あくまで何も言わせようとしない、そんな姿勢である。
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