第三章・―ヒーローをもみくちゃにしては、いけません―

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「おいちょっと待て! 帰るな怪人枕返し(仮)!」 「さらばだストレンジャーの諸君、いつの日か貴様らを倒すために、今日は帰る!」 「なら架空の戦隊と対峙するより先に、俺達ストレンジャー本人を退治して行けぇぇぇぇ」  ストブラック渾身の突っ込みにも関わらず、振り返りもせずに、去っていくワイルダー・スカルツォ団(仮)。  その行動こそが本末転倒だという事に、全く気付いていない彼らに、ストレンジャーを倒せる日はくるのだろうか。  多分今のところは、当分そんな日はこないと思われる。  こんな感じで、今日も地球の平和を護ったストレンジャーの面々。置いて行かれたストレンジャーが、地団太を踏んで悔しがったのは言うまでも無かった。
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