第三章・ーボイコットはいけませんー

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 結局、ストブルーの説得により怪人達はきた時より嬉しそうに帰ってくれた。  戦隊モノのヒーローと悪役といえば普通は対立するものなのに、何故か和気あいあいと会話も進み、とても穏便に事件は解決出来た。  ストブルーも青児へと戻り、怪人さえいなければ勉強と文化祭の準備がスムーズにいくと、実に爽やかな笑みを浮かべる。 「青児、黄土との問題は解決した。そちらはどうだ?」  疲れたから少し休憩しようかと教室に戻ろうとした時、実にタイミングよく赤崎から声をかけられた。 「赤崎さん。はい。大丈夫です。ありがとうございました」 「智弘は?」  言われて思い出し、視線を向けるとまだぶつぶつと愚痴をぶちまけていた。  いい加減回収しないとな、とか思っていると赤崎の方から動いてくれた。
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