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一方黒田はさほどでもないらしく、苦笑いしながら赤崎が知らないであろう人物の紹介をしはじめる。
「信也、あそこで駿河崎緑子と睨み合ってるのがストレンジャーの最後の一人、ストブルーの角田青児だ」
出会った経緯などは省いての説明だったが、赤崎にはそれだけで充分なものであるらしい。
「そうか。……それで、何故あの二人は睨み合っているのだ」
納得したように頷くと、今度は率直な疑問を黒田にぶつける。
だが、そればかりはさすがの黒田も分からないのか、そこで首を傾げると、肩をすくめながら黄土と視線を合わせて黙り込んでしまう。
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