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だが、青児の方はそれを気にも留めていない様子で応戦している。
突っ込みの仕方も一段と厳しくなっているのだが、緑子はそれに対して勝ち誇ったような顔をしてから言った。
「私知ってるんだから。アンタが他の同級生から陰で何て言われているか」
青児はそう言われると、ほんの一瞬緑子に視線をやって逸らす。
どうやらその事に関して、青児はノーコメントを貫くようだ。
それを良い事にして、緑子は更に調子に乗る。
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