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｢…なんか言えよっ！……あ、ワリ。もしかして気にしてた？背のこと｣
さっきの元気が嘘のように大男はと眉を下げてそう言った。
……子犬みたい…
｢あ、いえ。特ににそーゆうのは気にしない質なんで大丈夫です｣
｢そっか！良かった～！早々嫌われたかと思ったぜ｣
私の言葉に大男はパアッと元気を取り戻した。
…………私とは違って表情の変化が激しい人だなぁ…。
…ちょっと、羨ましい。
｢…どした？やっぱ、さっきのこと気にしてる?｣
大男は遠慮がちにそう聞いてきた。
……この人、私が元気ないって気付いたんだ…
｢いえ、今日こっちに着いたんで疲れてるだけです｣
｢…そっか！良かった……って言うのも変か。…じゃあ今日は早く寝ろよ!!｣
…見ててあきないなぁ。この人。
｢…って、まだ俺名前教えてなかったな。俺は岸根大輝(ｷｼﾈﾀﾞｲｷ)。三年サッカー部所属！まあこれからいろいろとよろしくな！｣
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