1.男装少女誕生

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♦大輝Side♦ クスッ   俺が自己紹介をし終えると、真中に笑われた。   あれ?笑われる要素あったか!?   「あ、すみません。なんか…お、先輩っていかにも運動(馬鹿)してるって感じだったんで。…やっぱ、そうだったんだな、て思って」   クスクス   まだ笑ってらぁ ……………ってか   「おっまえ可愛い笑顔すんのな~!」   やべぇ!!子猫みてぇ!!!   「…は、い?」   真中は笑いを止め、キョトンとした顔でこちらを見た。   「猫みてぇ!!!」   「……そうですか?」   「うん、そっくりだ!」 真中は一向に不思議そうな顔してこちらを見てる。   「初めて言われました…………先輩は犬みたい…」   「犬っ!?俺も初めて言われた!!」   うける!!どこら辺が犬っぽいんだ俺?   「じゃあワンコさん。わ、俺も自己紹介しますね。俺は真中ち…夏生です」   「ちなつお?」   「いえっ、夏生です」   真中はハッとしたようにそう言った。 ちなつおって聞こえたんだけど、気のせいか。   「んじゃあ夏生、よろしくなぁ~!」   なんか、夏生って面白いな!! 今度サッカー部誘ってみよ!   とりあえず今日はいろいろ説明さないといけないからな!  「じゃあ、説明するな!まずは────…………      .
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