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♦大輝Side♦
クスッ
俺が自己紹介をし終えると、真中に笑われた。
あれ?笑われる要素あったか!?
「あ、すみません。なんか…お、先輩っていかにも運動(馬鹿)してるって感じだったんで。…やっぱ、そうだったんだな、て思って」
クスクス
まだ笑ってらぁ
……………ってか
「おっまえ可愛い笑顔すんのな~!」
やべぇ!!子猫みてぇ!!!
「…は、い?」
真中は笑いを止め、キョトンとした顔でこちらを見た。
「猫みてぇ!!!」
「……そうですか?」
「うん、そっくりだ!」
真中は一向に不思議そうな顔してこちらを見てる。
「初めて言われました…………先輩は犬みたい…」
「犬っ!?俺も初めて言われた!!」
うける!!どこら辺が犬っぽいんだ俺?
「じゃあワンコさん。わ、俺も自己紹介しますね。俺は真中ち…夏生です」
「ちなつお?」
「いえっ、夏生です」
真中はハッとしたようにそう言った。
ちなつおって聞こえたんだけど、気のせいか。
「んじゃあ夏生、よろしくなぁ~!」
なんか、夏生って面白いな!!
今度サッカー部誘ってみよ!
とりあえず今日はいろいろ説明さないといけないからな!
「じゃあ、説明するな!まずは────…………
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