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「……俺だって男だからな、…興味ないことはない」
…興味ないように見えるのか、私って。
まぁ、実際女だから、むしろ見える方が問題あるよね。
「ふーん。………………………………あ、バイト」
薫は関心無さげに呟いたあと、いつも眠そうな目を軽く見開いてそう言った。
「俺、バイト。もう帰る」
そしてそう言ってから、さっさと教室を後にした。
…………なんだか掴み所のない奴だなぁ。
そう思いながら、私も帰ることにした。
帰りながら携帯を開いて、さっき着ていたメールを見る。
そこには蓮のアドレスと、
見知らぬアドレスが表示されていた。
まず蓮からのメールを開いた。
『 ⏰08/04/09 12:03
✉橘蓮
📝起きねえ💢
━━━━━━━━━━━━
お前全然起きねえ💢
取り敢えず配られた教
科書は机ん中入れとい
てやった。
俺はもう帰る。
-END- 』
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