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果林の冷えた内臓が私の膝に当たる感触がする。飛び出た目は確かに私を見据えてる。
そして僅かにあった果林の指が私のカッターを奪った。
美園が目は見開いたまま、首から血を流して笑う。
顔も分からない果林が私にカッターをゆっくり向ける。
果林・美園『私達は親友だよ。』
安希『アアアアアアアアアア…!!』
私は逃げる事はかなわなかった。
…ズシャッ…
瑠璃『…人は不思議な事に、自分のした悪い事は覚えてないのですよ…
裏切りの世界、ご利用頂きありがとうございました。』
瑠璃は持って居たロウソクの火と共にフッと消えた。
私は胸にカッターが刺さったまま僅かに笑った。
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